ロボット robot 2004 1 4
21世紀は、ロボットの時代が来るでしょう。
ロボットと言っても、人間型ロボットのことです。
人間型ロボットが、人間の労働を代行してくれるでしょう。
最近は、パソコンが、人間の事務作業を代行してくれますが、
今度は、人間型ロボットが、人間の単純作業や肉体労働を代行してくれるでしょう。
これならば、賃金の安い中国に、工場を作る必要はなくなるかもしれない。
しかし、いずれにせよ、「雇用なき景気回復」が続く。
さて、ここで、発想の転換をすべきである。
農業時代や工業時代は、勤労が重視されたが、
コンピューターとロボットの時代は、勤労は必要なくなるかもしれない。
週休2日制が、週休3日制や週休4日制となるかもしれない。
つまり、人間が、労働から解放され、人間らしさを取り戻すかもしれない。
人間と動物を明確に分けるものは、脳の働きである。
人間は、労働から解放され、脳の働きを最高度に発揮できるかもしれない。
人間とは、創造する動物であり、
これが、他の動物と比べて、大きな特徴となっている。
しかし、ここで、人類は、危機に遭遇するかもしれない。
コンピューターやロボットが、人間の労働を代行してくれるおかげで、
人間には、自由な時間が、大量に増える。
その自由な時間を、創造という仕事に使えばいいが、
それを、享楽的で、堕落したことに使う人間もでてくるかもしれない。
こうなってしまうと、人間に、自由な時間を与えなかった方がよかったと、
神は考えるかもしれない。
人間は、馬や牛のごとく、
忙しく労働していた方が、堕落しないで済むと考えるかもしれない。
太古の昔から、歴史を調べれば、
享楽的で堕落した国が、どうなったかは明白である。
そして、また、質素で、素朴な生活から、再スタートしている。